海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
知多の動植物雑記 原  穣
 六月ともなれば、知多の自然観察会で川の魚捕りが始まる。
 かつて私の学生時代、卒業論文に何をやろうか悩んでいた時、当時、教室の教授が一言、「君は知多半島出身だろう、だったら『知多半島産の淡水魚類、特に、その地理的分布について』をやりなさい」と。
 当時、私は昆虫大好き。特に、甲虫類に興味があり、虫を捕らえては喜んでいたものである。そんな私に、どうして魚なんかと思っていたが、何しろ担当教授は、魚の専門家。当時、アメリカからも、何かわからない事があると、担当教授へ送り届けられていた。
 そんな教授の言うことなら、仕方ないかと、知多半島の川の魚捕りに励んだ。
 テーマは、「知多半島産の淡水魚類、特に、その地理的分布ついて」であった。結果は十三科三十三種類。学校の机の上は、ホルマリン漬けの標本で一杯。一匹一匹の特徴を画いていれば、いつの間にか終電車の時刻間近となり、大あわてになったりしたものである。
 そんな私に、七、八年前に指名されたのが、川の魚捕り。武豊町の川辺に立てば、岸辺に黄色で、コスモスのような花が並ぶ。(写真)
 名前は何かな?と花を一本頂き、植物に詳しい友人に送れば、早速、オオキンケイギクだョとの返事。
 図鑑を開いて、オオキンケイギクを見れば、特定外来生物で、北アメリカ原産の多年生草本。茎は束生し高さは三〇〜七〇p。根生葉は長い柄があり、三〜五小葉に分裂する。頭状花は直径五〜七p。舌状花は橙黄色で、花冠の先は歯状のきざみがある。花期は初夏で、明治中期に導入、栽培されたものが、広く野生化、河川敷や道路沿いに大群落をつくる。などとあった。