海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
 夏休み中、朝の涼しいうちに勉強をすませます。そして、、ギラギラと照りつける真夏の太陽のもと、麦わら帽子をかぶり、ランニングシャツ、半ズボンのいで立ち、そして、スイデ(常滑ではタモのこと)とバケツを持って田んぼの水溜め溝に流れ込んだフナを取りにいくのでした。

 このフナは、溜め池から潅漑用水といっしょに流れてきたものです。二・三センチくらいの大きさのものでした。時々大きいものもいましたが、まれでした。水溜め溝の両端から二手に別れて友達と中央でスイデを合わせて取るのです。すぐにバケツのなかはフナでいっぱいになりました。
 片道二kmもある田んぼに歩いて行き来したものです。八月になると、田には次第に水溜め溝にしか水を溜めないように調整し始めるので、フナは簡単にたくさん取れました。家に着くころには、酸欠で三分の一ほどは死んでいました。

オオイヌタデをすって
州(す)になって、川が二本になって流れる所の浅い方に魚(ハヤ、フナなど)を追い込んで水を止めるのです。そして、川の土手に生えているオオイヌタデを石にすったり、石ですりつぶしたりした汁を流すと、魚がアップアップし始めます。そこを手づかみで取るのです。タデ科ですので、魚を刺激に酔ってしまったのではないかと思います。

ザリガニとり
 岡山に行ったときに初めてザリガニを見ました。ザリガニは、愛媛県の南予地方には生息していません。
 二三年前に二年一組の子どもたち(四四名)を連れて長峰(ガソリンスタンドの北側)にある小川にザリガニを取りにいったときのことです。ザリガニとりの名人はまたたく間に五・六匹は取っていました。しかし、ザリガニとりの経験が初めての子はまったく取れないのです。じっとしているザリガニの頭からタモをおくから、後にさがって逃げてしまうのです。何回やっても同じことです。くやしくて、おしまいには怒れてきて泣き始めました。
 彼は、そのことを作文に書いてくれました。今頃、よい父親となって子どもを連れてザリガニとりに出かけているかもしれません。