海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
これから紹介する遊びを読まれて、きっと、「えー、うそーっ」と言われるでしょう。

杉の実から「すぎだま鉄砲」

 杉花粉のもとでもある「杉の実」を玉にして空気鉄砲を作り、人に向けて打ち合いっこをしたものです。
 作り方は、杉の実が入るくらいの細い篠竹を筒にして芯は篠竹で作った細いひごです。「杉の実」を筒につめて芯を押すと、はじけるような音をさせて筒の先っぽから「杉の実」がとび出ていきます。



杉花粉で「忍者ごっこ」

 学校帰りの道草は、楽しいものでした。道といっても、砂利(じゃり)道で、自動車が通り過ぎると、もくもくと砂煙の出る道でした。それが積もりに積もった道端の杉にたわわについた杉の実。それを揺すると土ぼこりと杉花粉が煙のように出るのが楽しくて、われ先にやったものでした。その後、爪先から頭の天辺まで、それらに染まって黄色くなっていました。



排気ガスの匂いをかぐ遊び

 匂いをかぐ遊び と、言っていいものかは自信はありませんが、紹介しましょう。
 昭和の30年代は、まだ自動車がめずらしい頃でした。荷を運ぶのに、馬や牛から自動車に変わろうとしている時代でした。自動車といってもオート三輪車です。乗用車などはめずらしく、その姿が見えると遊びを中断してその乗用車を見にいったのです。その後に残ったガソリンや排気ガスの匂いがたまらなくよい匂いと思って嗅ぎ回っていました。



宣伝ビラが自動車や飛行機から

 昭和30年代の終わり頃になってから、音楽をならした宣伝カーが山村にもやってきました。子どもたちは道路端まで行って、宣伝カーからまかれた宣伝ビラを拾っていました。
 また、セスナ機からも宣伝ビラがまかれ、きらきら光りながら落ちてくるビラを追っ掛けて山の中まで拾いにいったものです。
 交通事情が変わり、いつの間にか、なくなりました。