海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
荒木優子さん ちょっとおじゃまします
 いつしか、このペンダントの作家に会ってみたいと思った。心をくすぐられる思いで、出掛けた。コーヒーとこだわりのバナナケーキで出迎えてくれた。室内はアンティークの家具に囲まれ、お香がたかれ、クラシック音楽が流れる。コーヒーカップは自身のコレクションの中から、お客さまに似合うカップをセレクトしてくれる。香もお客さまにピックリのものをたくという。趣味はお菓子作りという。バナナケーキは、素朴な味で表現されている。一つ一つの演出が心憎く感じられると同時に、斎藤さんの人をもてなす心遣いに心惹かれる。そこは、一期一会の至福の時間を満喫することのできる空間だ。
 斎藤さんの手がけるペンダントは、現在、世界的な規模で問題となっている環境をテーマにしている。『地球を大切にしたい』という、強い願いが込められている。だから、地球・月・太陽・星などをイメージしたものが多い。その中に雰囲気の違うものを発見した。それは、アイスクリームをイメージしたものだ。可愛いものに憧れる女性に人気のデザインの1つである。「一つしかない陶のペンダントを組み合わせて楽しんでいる人も多いんです」という。思いつくまま、ひらめくままに粘土をさわる。思いどおりにならない楽しさを楽しむという。友人は、タートルの上から斎藤さんのペンダントをアクセントとして楽しむ。つける人のセンスで、いろいろな表情を見せてくれる。そして、キラッと光る。女性の楽しみをまた一つ提供してくれる、小思議なペンダントである。
 「食べること大好き、ふざけること大好き、のんきでポッーとしていること大好き」と、自己紹介をしてくれた。移ろいゆく自然を楽しみながら、三人の息子さんのおやつを作る。これは、斎藤さんの日課だ。母親としての奥ゆかしさが感じられた瞬間だった。
 1月17日(土)〜2月1日(日)グループ展「とっておきの雛まつり−女子十六陶房−」をギャラリーセピカで予定されている。
(赤井伸衣)