海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
ちょっとおじゃまします
 常滑に口コミで広がるトールペイント&アートリュミエールの教室がある。「若くて、きれい」と、もっぱらの評判で人気を集める講師の水野直美さんは、2児の母でもある。彼女は、とにかく太陽のように明るい。おばの影響を強く受け、10年程習い、常滑に引越してきたのを機に、自宅に教室を開いた。教室をもつことに対して、ご主人の深い愛情と理解があったと彼女はいう。”内助の功“を存分に発揮しているご主人への感謝の言葉が、そこにはあった。
 彼女の自宅には、彼女自身が手がけたという作品が随所に見られる。どうも、私はトールペイントのような可愛い物と向き合うことは苦手で、似合いそうになく、とても居心地の悪さを失礼ながら感じていた。彼女には、反感を買うんだろうなぁ…と、ひそかに思っていた。そこへ、「まずは作品を見て!」と彼女は、熱っぽくいって見せてくれた。そして、「トールペイントはパッチワークのようなものであり、ヨーロッパの伝統的絵付けを源とし、アメリカで盛んになった。一つ一つが手作業のため、オリジナルな作品ができるから楽しい。トールペイントの楽しさを多くの人と共有したい、広めたい」と、彼女のほんのり甘い美声にのせて、主張してきた。彼女の笑顔を見て、ホッとした。純粋で熱い思いが強く伝わり、あれほどまでに拒否し続けたトールペイントが手品のようにも感じられる。初心者であっても、手軽に作品ができ、その工程は計算されたものであっても、驚かされる。ふと目に留まるトールペイントが、美しいと感じることもある。興味をもたれた方は、体験教室を覗いてみるのがいい。きっと、誰もがトールペイントの魅力に酔ってしまうことだろう。
 他に、アートリュミエールの教室も併室している。アートリュミエールとは、シール状のフィルムとリード線を使い、ステンドグラスのような風合いに仕上げるもので、2002年に日本に入ってきたクラフトである。センスとアイデアで、無限に広がるアートリュミエールの世界を覗いてみるのもいい。
 今月27日(金)から29日(日)まで、ギャラリー共栄窯で、彼女と生徒が手がけた作品展が予定されている。興味をもたれた方は、まず、この作品展を覗いてほしい。
(赤井伸衣)