海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
ちょっとおじゃまします
 出会いは数十年前にさかのぼる。まだ、私が3・4才の頃だったと、澤田さんはいう。あれから数十年が過ぎ、澤田さんは陶芸家となっていた。同級生の多くは、急須職人だった。このことも刺激を受けた理由の一つとなっている。
 現在、澤田さんは常滑市在住の伝統工芸士・水上峯雄さんの手ほどきを受けている。水上さんは澤田さんを手と頭と経験で「陶芸」を理解させていく。「澤田さんの作品は人気あるよ」と、師匠である水上さんから、思わず笑みがこぼれる。
 澤田さんと陶芸との出会いは、常滑の町おこしで七福神を制作したことが始まりだ。初めて触る粘土の感触は面白いように自由自在だった。自分の背丈よりも大きいものも制作した。昔から憧れていた黄桜の河童も制作した。あまりの色っぽさに先輩からクレームがつくほどだった。
 陶彫会に入会したことをきっかけに、本格的に陶芸を始め、2年が過ぎた。近々、陶磁器会館前のポストの上に、澤田さんが手がけた「バイクに乗った猫」が飾られる。ひらめきで制作した猫の顔に仲間は「貴あ なた女らしい」といい、大満足の澤田さんは「是非、是非、猫の顔を見てもらいたい」と話す。
 猫のオブジェの他にも花器、雛人形などを制作する。
 「作品のアイデアはふわっと沸いてくる。夜中でも作りたくなる」といい、陶彫会の伝統を守りながら、澤田さん自身の自由な感性で陶芸を楽しんでいる。
 澤田さんには大きなプロジェクトがある。『「大阪せともの祭」招き猫大集合』に出展する作品を制作することだ。ただいま奮闘中の澤田さんに、大いに期待したい。
 趣味は水泳、社交ダンス、映画鑑賞と、多趣味だ。
(赤井伸衣)